銀行口座は3つまで、使っていない口座は解約、貯金総額を見える化しよう

銀行口座を多数持っていると管理しきれなくなります。どこの口座に幾ら残高があるのか、貯金総額は幾らなのか把握することは大切です。なぜなら、貯金総額を把握することで今後の目標貯金額まで後幾らなのか、貯金の計画が立てやすくなります。

また、使っていない銀行口座の普通預金を放置していると、口座管理手数料を取られる銀行の場合、年間千円程度の手数料を引かれ続けていつの間にか残高が0円になってしまうこともあります。給与振り込み、公共料金の支払いなど一定の条件を満たさないと口座管理手数料がかかる銀行もあります。

2019年から始まった休眠預金に関する法律も気になるところです。少しずつ口座をまとめて整理することで無駄がなくなります。

そして、もし万が一死亡したり、病気や怪我で動けなくなったり、自分の意思で出入金が出来なくなったときに持っている銀行口座の数が多いと家族の負担が増えます。入院費や治療費の支払い、万が一死亡したときの手続きなど口座の数が多いほど手続きが煩雑になります。

銀行の預金は元本1000万とその利息はペイオフによってされます。銀行口座は3つまでと書きましたが、3000万以上の4000万未満の預金をお持ちの方は口座は4つまでの方が良いと思います。1つの銀行に1000万以上預けるとペイオフの対象外になる金額が出てきます。また、銀行の商品であっても外貨預金、投資信託などペイオフの対象外の商品もありますのでご注意ください。

使っていない銀行口座を解約して、口座をまとめるときには、生活費を出入金する口座、定期預金で貯める銀行口座、手数料が安いネット銀行口座の3つを残すことをおすすめします。

生活費を出入金する銀行口座は勤務先の指定や都合で変えられない方もいるでしょう。そこで、定期預金で貯める銀行口座を違う銀行にします。転勤など引っ越しが多い方は全国に支店があるゆうちょ銀行がおすすめです。2019年5月の時点で大手の都市銀行と違い口座管理手数料がかからないからです。

手数料が安いネット銀行口座は余剰資金で投資や運用をしたり、投資のリスクを取りたくない方ならば、ネット銀行ならではの円定期預金の高い金利をの恩恵を受けられたりします。少額から外貨預金にチャレンジしたい方にネット銀行はおすすめです。外貨預金は元本保証がない、為替変動リスクがあるなどのデメリットがあるので、数千円だけ試してみたい方はネット銀行がおすすめです。為替の往復手数料が店舗型の銀行より安い所が多いです。

さて、転勤族の方にゆうちょ銀行をおすすめした訳ですが注意していただきたいことがあります。ゆうちょ銀行は保険や投資信託の取り扱いもあり、昔の民営化前の時代と違ってとてもアグレッシブに営業をかけてきます。保険や投資信託自体はメリットもあるのですが、デメリットもあります。貯金に来たという目標を忘れて、契約内容を理解しないまま保険や投資信託を購入しないようにしましょう。

ゆうちょ銀行に限らずどの銀行でも営業をかけられることが苦手な方は、キャッシュカードを作り、なるべくキャッシュカードで定額貯金や定期預金をすることをおすすめします。窓口に行くと貯金と違う商品を案内されて、目的の定期預金をするのに時間がかかることがあります。

某地方銀行で、キャッシュカードを作らず通帳だけ作ったときに、「定期預金をお願いします」と言ったのに、投資信託の話をされました。投資信託を断ると保険の話をされ、最後は日本国債の話をされて定期預金50万を預けるのに40分引き止められたことがあります。しかも、午後3時で金庫が閉まってしまいその日は定期預金が出来ませんでした。後日出直しましたが、「また金庫が閉まると困るので勧誘は結構です」と、かなり語気を強めて言って、やっと定期預金が出来ました。

繰り返しになりますが、投資は余剰資金で始めるものです。投資は宝くじを買ったと思って諦めがつく金額しかやりたくないという方もいるでしょう。一年で数千円が限界と思っている方は数千円を自分の中で限度額だと決めましょう。私も一年で数千円が限界だと思ってその限度額は守るようにしています。投資をしたい人は限度額を決めて営業の人の言うなりにならずに慎重になりましょう。

保険はタイプにもよりますが、むやみやたらに多くの保険に入るよりも、保険の種類を理解して、死亡保障、医療保障、貯蓄型商品、個人年金など目的に合わせて商品を選びましょう。

一部の保険商品は外貨立てで為替変動リスクによって元本割れの可能性があるものもあります。また変額保険も投資型の商品なので元本割れリスクがあります。

その代わり、運用が上手くいった場合はリターンが見込めます。メリットとデメリットは背中合わせなので、リターンの大きい商品はリスクが大きいことを認識して、保険という言葉に惑わされないでください。

最後になりましたが、口座を解約するときもかなり強く引き止められる場合があります。「使わない口座をまとめているので商品の案内はしないでください」と解約の意志をはっきりと伝えましょう。一度口座を解約すると一定期間口座を作れない銀行もあるので、「もし次に口座を作りたいときに不都合はありますか。それだけ知りたいです」と、営業に負けずに聞きたい情報だけピンポイントで聞きましょう。